お知らせ

平成30年度黄城会入会式を開催しました

2019.3.13

 第71回卒業証書授与式前日の2月28日(木)13時から小城高校体育館において、校長先生以下多くの先生方にご列席いただき、七田副会長ほか9人の役員が出席して、野口校内代表幹事の進行で平成30年度黄城会入会式が挙行され、新しく238人の会員を迎えました。

 「黄城会会長あいさつ」では、病気治療中の岩松会長に代わり井手副会長が岩松会長からの祝辞を読み上げて歓迎のあいさつをしました。
 「創意」「挑戦」「誠実」の校訓のもと、校庭の大楠と小城公園の緑に囲まれて、校長先生を始め多くの先生方の熱心なご指導を受け、勉強にスポーツにすばらしい成果を上げてこられました。また、一生の友人を得て、その交流の中で逞しく成長されました。黄城会は、頼もしくもまた誇らしい気持ちで皆さまをお迎えする次第です。
 黄城会は、旧制小城中学校、小城高等女学校、新制小城高等学校の同窓会が一体となったものですが、百二十年にわたって有能な人材を世に送り出してきました。卒業生たちの結束の固さ、交わりの深さ、母校愛の強さには並々ならぬものがあります。
 黄城会の支部は、関東、関西、中京、関門・北九州、福岡、長崎の県外6支部と佐賀、県庁、多久、唐津の県内4支部と県内外合わせて10支部あり、各支部とも毎年支部総会を開催し、活発な交流や活動を行っています。
 毎年5月3日には、この体育館で黄城会総会が開催され、全国各地から多くの会員が小城に里帰りしています。この総会を担当するのが、卒業後25年を経た同期生です。今年は46回卒業の方が担当されます。ここに新たに会員となられた皆さまは、25年後にこの体育館に集まり、実行委員として活躍していただくことをお願いしておきます。
 黄城会を心の故郷とし、会員相互が誠の心で繋がり、後に続く後輩たちを応援する姿は、同窓会の理想の形であります。また、黄城会が長く続く証でもあります。皆さまには、ぜひこの伝統の一翼を担っていただきたいと思います。黄城会の入会式に当たり皆さまの洋々たる前途を祝し、お祝いの言葉といたします。本日はおめでとうございました。(井手副会長代読)

 「学校長あいさつ」では、永田校長先生から、いよいよ卒業式まであと1日になりましたが今の心境は如何ですか。今日は同窓会の入会式ということで、「つながり」ということについて話をしたい。 今の時代SNSが発達していて、フェイスブック、インスタグラム、ツイッターといろんなものが盛んに使われているが、なぜ人はつながろう・つながろうとしているのか。もともと人間は社会的な動物で一人では生きていけない。そういった人間の本能が作用しているかも分からない。3年間のいろんな教育活動の中でつながるということを考えてみたい。部活動の先輩と後輩。学校祭の体育祭での軍団の絆、文化祭のクラスごとに分かれた合唱コンクール、クラスマッチ、勉強するときも4人グループや2人グループ、受験は団体戦・・・幾度となく学校生活を通してお互い励まし合ったり、悲しんでみたり、苦しんでみたりとか、いろんな形での感動があったと思う。小城高校の生徒として3年間を通して貴重な経験ができたと思います。一人ひとりに いろんな思いを抱かせてくれるところ、いろんな貴重な体験をさせてくれるところが学校と思っている。
 同窓会は、自分は人と人とがつながる絶好の機会と捉えている。旧友との久し振りの再会で喜んだり、楽しかったという思い、いろんな人のこれまでの人生を聞くことができ、触れることができるのが同窓会ならではのことと思う。
 新1年生からの体操服のデザインを3年生が、ファーストバックのデザインを2年生が作ってくれた。これらの想いが受け継がれてつながっていくことになる。
 つながっていくこと、人と人との関係には三つの関係(縦の関係、横の関係、斜めの関係)があり、「縦の関係」として、師弟の関係、上司と部下の関係、監督と選手の関係など。「横の関係」として、同級生同士の関係、職場の同期生・同僚の関係、兄弟・姉妹の関係など。世の中がドンドン変わって行って先が見通せない時代は「斜めの関係」が大事だと言われている。「斜めの関係」としては、親身になって考えてくれる縦の関係でも横の関係でもない年上の人との関係がまさに同窓会のつながり、部活動のOB会、県外では佐賀県人会など。こういうのが今の世の中を生きていくうえで大事で、親子関係でもない友達関係でもない斜めの関係を築いていけたら、人生の荒波を生きていけると思う。同窓会に入ってよかった、同窓生と会えてよかったと思うのが同窓会の絆だと、はなむけの言葉を贈っていただきました。

 「来賓紹介」では、七田副会長以下出席した役員の紹介があり、各々お祝いや激励の言葉を述べました。

 「先輩からの激励」では、今年度の黄城会総会を担当した徳重隆仁実行委員長から、黄城会の会員となる同窓生を迎えることができて大変嬉しく思っています。黄城会と聞いてもピンとこないとは思いますが、活動の主なもの卒業後25年後の5月3日に開催される黄城会総会を担当してもらうことになります。
 自分が小城高校を卒業するときは、25年後に実行委員長として後輩たちの前でこのように激励の言葉を述べているとは想像もしていなかった。25年後皆さんはどこで何をしているでしょう。卒業後の進路をそれぞれしっかりと歩んで、自分の家族を得て充実した人生を送っていることだと思います。
 明日の卒業式ではきっと「友人を大切に」とか「ご両親や先生に感謝して」とか、お祝いの言葉をたくさんいただくと思います。自分たちの卒業式では、ただ聞いていただけの言葉だったかも知れませんが、卒業から25年を経て今だからこそ、本当の意味での感謝を感じずにはいられません。
 私はこの1年多くの先生や友人に支えていただきました。皆さんも小城高校で出会った仲間との縁をこれからも大切にしていって欲しいと思います。そして25年後、私たちと同じようにこの母校で多くの仲間たちと笑顔で再会できるようになることを祈っています。
 黄城会が全国各地の会員との交流を続けてこられたのは、この伝統を引き継いでこられた先輩方の母校を想う強い気持ちがあったからだと思います。これから、進学先の大学や就職先など、思わぬところで同窓生と出会うことがあるかも知れません。同じ学舎で過ごした経験はきっと心強い助けになると思います。黄城会があることを忘れず、小城高校を卒業したことに誇りを持ってこれからの人生を歩んでいただきたいと思います。皆さんの今後のご活躍をお祈りいたしまして激励の言葉とさせていただきます。

 「入会決意表明」では、新会員を代表して3年6組の林 大貴さんが、歴史と伝統のある黄城会会員として入会式を挙行していただいたこと、井手副会長のお祝いの言葉や徳重実行委員長のお祝いや激励の言葉に謝辞を述べ、本日より歴史と伝統のある黄城会会員の一員に加えてさせていただきます。
 これからは小城高校で学んだことを誇りとして、また、栄誉ある黄城会の会員として恥ずかしくないよう行動や発言には責任を持ち、諸先輩、諸先生方のご期待に添えるよう精進してまいります。
 更に、25年後には黄城会総会の実行委員として精一杯頑張ることを堅く約束いたします。これよりおのがじし進む道を邁進する覚悟ではありますが、私たちはまだ未熟者です。なにかとご迷惑をおかけすると思いますが、ご指導のほどよろしくお願いします。最後に黄城会と母校小城高等学校の発展に微力ながら協力することをここに誓い、黄城会入会に当たり決意しますと井手副会長に決意を表明しました。

 「評議員及びクラス幹事紹介」では、2人の評議員、12人のクラス幹事の紹介がありました。

 最後に、黄城会より卒業記念として卒業証書をいれるホルダーをいただいております。明日卒業証書と一緒に渡したいと思います。なお、来年度の会報は7月発行になります。新会員の皆さんには全員に黄城会会報を送付されるようになっていると案内がありました。